サッカーのワールドカップが始まりましたね。どこでもこの話題が出ているかと思いますが、例に漏れず私もどっぷりはまっています(^_^;)
昨日の日本代表の試合は健闘してくれましたが、残念な結果でした。本田選手のゴールは素晴らしかったですね。
まだグループリーグの試合は2試合ありますから、最後まで諦めず日本代表のみなさんの力を存分に発揮してもらいたいですね。頑張れNIPPON!!
さあ、そんな日本代表にも刺激され!?、私たちは勉強しましょう!!ということで、本日、当院でスッタフ向け院内セミナーを製薬会社の方にお越しいただいて、開催していただきました。
今回のテーマは猫のエイズワクチンについてです。
猫のエイズ、正しくは猫免疫不全ウイルス(FIV)感染症と言います。ヒトのエイズ(HIV)感染症は聞きなじみのある言葉かと思いますが、ネコちゃんにもこれと似たような病気は存在します。ヒトのウイルスと同じグループのウイルスですが、ヒトやワンちゃんに感染するものではありません。
感染ルートはウイルスを持っているネコちゃんの血液や唾液からです(同じ食器を使ったぐらいではまず感染しません)。また外へ出かけるネコちゃんや去勢手術をしていない雄ネコちゃんで感染率が高いことがわかっています。つまりお外でのネコちゃん同士のケンカで感染することが多いわけです。
感染すると必ず発病するわけではありませんが、現在のところ治療法が存在しない厄介な病気です。
予防の対策としては
①ネコちゃんを外へ出かけさせない。
②雄ネコは去勢手術をする。
③ワクチン接種をする。→今回のセミナーのお話はこれについてでした。
といったところです。
ワクチン接種の流れとしては
①FIVに感染していないか血液検査を実施する。
②感染していなかった場合は、初年度は3回のワクチン接種(2~3週間隔、生後8週齢以降)をし、それ以降は1年ごとに追加接種を行っていく。
となります。
感染してしまうと治療方法が存在しない病気ですが、ワクチン接種によって予防することが可能です。外に出かけるネコちゃんを飼われている飼い主さんは是非ご検討ください。
より詳しい内容をお知りになりたい方は、当院スタッフまでお問い合わせくださいm(__)m
院長