気がつけば、今年も明日で終わり・・・
「こんなに早かったっけ?」と毎年思ってしまうのは私だけではないはずです(^_^*)
今年最後のテーマは「猫」です。
動物病院なんだから、今更何を?ですが、
猫ちゃんの診察、治療ももちろんですが、接し方、もっと言うならコミュニケーションの取り方をもっと上手にできないものかな?と、この仕事をさせていただくようになって15年も経って、改めて感じることがこの2〜3年増えました。
私が学生時代の頃に獣医師向けの雑誌にこんな文言がありました。
「猫は小さな犬ではない」
アホな学生の私は「そんなん当たり前やん」とその時は気にもとめていませんでした。
でもこれは核心をついた名言なのです。
動物病院に来院頻度の多い犬の治療や取り扱いの延長線上に猫のことを考えちゃダメよ。
猫は猫で別の動物種としてちゃんと向き合いましょうね。
ということをこの名言は教えてくれています。
私も猫を飼い、猫の診察を15年以上させていただいているのだから、当然その認識はあります。
でも今の猫に対する考え方、スタイルでいいの?
猫のことどれだけわかっているの?
もっと猫にストレスのない診察はできないの?
こんな疑問が湧いてきたのです。
そんな時にCATvocateという猫について1から学び直す、
キャットフレンドリーな病院を目指す、
そんな教育プログラム(獣医師だけに向けたものではありません)に出会いました。
内容は本当に基本的なものもたくさんありましたが、
こんなことも知らずに猫の診察を俺はしてたの?と思うこともたくさんありました。
猫に対する考え方が受講したことで随分変わりました(^_^)v
途中、コロナの影響もあり、全てのプログラムを受講するのに3年かかりましたが、
今年、無事に修了することができました。
今まで以上にキャットフレンドリーな病院になることを目指してやっていきたいと思っています。
もちろんドッグフレンドリー、アニマルフレンドリーな病院も目指します(笑)
最後になりましたが、
本年もくすの木動物病院にお越しいただき、ありがとうございました。
動物たち、飼い主様が良い新年を迎えられることを心よりお祈り申し上げて、
今年最後の毎月便を締めくくりたいと思います。
院長
滋賀県湖南地域(守山市、栗東市、野洲市、草津市)の動物病院
くすの木動物病院