昨日は午後の診察をお休みさせていただいて、京都でのセミナーに参加してきました。
今回は、獣医神経病に特化して診察されているKyotoARさん主催のセミナーでした。
テーマは「犬のリハビリテーション」についてです。
犬にリハビリをするの?と思われる方も多いと思います。
獣医療の中でリハビリの必要性が強く言われるようになったのも2000年代に入ってからではないでしょうか?まだまだ歴史は浅いですが、重要な治療の1つです。
今回は、骨折や靱帯断裂などの整形外科疾患や椎間板ヘルニアなどの神経疾患などは、手術をしてそれで終わりでなく、その後のリハビリが回復に大きな役割を果たしていることが再認識できました。
私の実感としても、特に椎間板ヘルニアの術後は、リハビリをする場合とそうでない場合は回復に大きな違いがあるように思います。ぜひ取り入れたい治療です。
リハビリは病院でも指導をさせていただきますが、実際に実施していただくのはご自宅で飼い主様にしていただく必要があり、ワンちゃん自身の協力も必要で、決して楽なものではありません。長期的に継続していく必要がある治療方法ですので、それぞれの子に合って飼い主様の生活にも無理がない方法を今回得た知識も加えてアドバイスさせていただきます。
院長
滋賀県湖南地域(守山市・栗東市・野洲市・草津市)の動物病院
くすの木動物病院