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顔周りの痒みが強い仔犬のチワワちゃん

今回の症例は発症当時3か月齢のチワワちゃんです。

3~4日前から顔周りを痒がるとの主訴で来院されました。

来院時の様子が下の写真です。

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眼の周りや鼻周りの脱毛が認められます。写真にはありませんが、口周りの脱毛もありました。

写真のような左右対称の脱毛でこの月齢の子犬の場合、食事アレルギーが疑われます。眼の周りの眉毛のような脱毛の仕方もこの病気の特徴的な印象があります。

見た目の印象だけで診断するのは危険ですから、病変部の細菌、カビ、ダニなど一通りの検査をさせていただきましたが、すべて陰性という結果でした。

当院では食事アレルギーによる症状なのかを診断するためには、①血液検査をして原因となっているアレルゲン(アレルギーの原因)を調べるか、②食事アレルギー用フードによる食事療法をまず実施してその反応を見てみるか、のどちらかを飼い主様と相談しながら決めています。(*ここでのアレルギー用フードというのは病院用の療法食を指し、市販のものとは内容・成分などが異なります。)

今回はご相談の結果、②の食事療法をさせていただくこととなりました。

成長期の仔犬さんが必要な栄養素を兼ね備えている食事アレルギー用療法食はそんなにありません。その点を考慮し、今回はこちらのフードを食べていただくことになりました。

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食事療法中はこのフード以外は口に入れていいのはお水だけです。おやつやヒトの食べ物がお口に入ってはこの治療方法はうまくいきません(T_T)この点がこの治療の一番難しいところです。どうしてもかわいいワンちゃんにおやつなどをあげたくなってしまいますもんね…飼い主さんにも我慢していただく必要があります。治療期間は最低でも4週間はとらせていただいています。

今回のチワワちゃんの飼い主さんはこの決まり事をしっかり守って下さいました)^o^(療法食をおやつ代わりにされていたそうです。素晴らしいですね。ワンちゃんも喜んでフードを食べてくれていたそうです。

食事療法開始から1か月後のお写真がこちらです。

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眼の上の眉毛のように見えていた脱毛もほとんどわからなくなりましたし、鼻周りの毛もしっかり生えそろってきています。お家でも痒がる様子はほとんどないようです。ますますかわいいお顔になって良かったです(*^_^*)

この結果からこのチワワちゃんは食事アレルギーと診断に至りました。

治療は食事療法以外は実施していません。食事療法を頑張っていただいた飼い主様の努力の結果だと思います。

食事アレルギーは生後1歳くらいまでの若いワンちゃんで症状が出始めることが多いです。

顔周りなどを痒がっている様子があれば、ご相談ください。

 

院長

 

滋賀県湖南地域(守山市・栗東市・野洲市・草津市)の動物病院

くすの木動物病院